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【和訳】Fall Out Boy "Sugar, We're Goin' Down"

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この歌は2005年の2ndアルバム"From under the coak tree"に収録され、Fall Out Boyがその名を馳せる第一歩となりました。ベースのピート・ウェンツはこのようにローリングストーン誌で述べています。

僕はシカゴでこの歌を書いたんだ。そのとき父親と一緒にいて、僕らは古き良き音楽に耳を傾けていたんだ。そこには「シュガー」とか「ハニー」とか、そんな感じの甘い言葉がいつも流れていた。それで、「なんでみんなはこんな風に歌を作らないんだ?」みたいに思っちゃってさ。カリフォルニアで一気に片付けちゃったね。

また、この曲の歌詞が意図的に不明瞭に発音されていることに対してボーカルのパトリック・スランプは同誌で

正統派なパンクを楽しもうと頑張ってたんだ。僕はこの歌詞を見て、最初はこう、デカい声で吠えるように歌ってたわけさ。だけど、なんだかリズムについて何か突っかかるような、そうだね、「うーん、これはただのパンクには『良すぎる』歌だな」って感じだったかな。

と述べています。PVはとても象徴的で、角が生えた社会的に疎外された男が恋人の父親に嫌われて、父親との関係がどうにかなるよう望んだ上で角を切ろうとしますが、彼にも蹄があったことを知り、互いのことを理解するようになりました。

[Verse 1]
Am I more than you bargained*1 for yet
I've been dying to tell you anything you want to hear
'Cause that's just who I am this week
Lie in the grass, next to the mausoleum
I'm just a notch in your bedpost*2 but you're just a line in a song
(Notch in your bedpost but you're just a line in a song)
 

僕はまだ君と恋の駆け引きができる存在なの?
君が聞きたいことなら何でも伝えてあげる
そうしたくて死んでしまいそうだ
なんてったってそれこそが今週の僕があるべき姿だろう?
だから来週もいつまでも僕のことを捨てないでくれ
芝生の上に寝っ転がるように生き生きとした恋を楽しみながら
墓地に隣り合わせの儚い恋を憐れみながら
君にとって僕は「そこらへんの男」かもしれないけど
僕にとって君は「かけがえのない人」なんだよ

 

[Pre-Chorus]
Drop a heart, break a name*3
We're always sleeping in and sleeping for the wrong team

おもちゃみたいに捨てられて
あいつのことをけなしてやって
まどろみの中に過ごしたせいで
僕たちはロクでもない奴らと寝続けている

[Chorus]
We're going down, down in an earlier round
And sugar, we're going down swinging
I'll be your number one with a bullet
A loaded God complex*4, cock it and pull it
(×2)

俺たちはダウンしそうだ
一ラウンドの序盤でダウンだよ
なあシュガー(おまえ)
俺たちのパンチは空振りしながら
ダウンしているんだ
僕は君の最初の弾丸になってみせる
絶対的な力を君の銃に込めて
狙いを定めて引き金に手をかけろ

[Verse 2]
Is this more than you bargained for yet
Oh, don't mind me, I'm watching you two from the closet*5
Wishing to be the friction in your jeans
Isn't it messed up how I'm just dying to be him?
I'm just a notch in your bedpost but you're just a line in a song
(Notch in your bedpost but you're just a line in a song)

こんな結果になるなんてそこまで計算のうちだったのか?
いや、気にしないでくれ、大丈夫だよ
君たち二人のことをずっと見守っているからさ
君のジーンズのほつれにでもなれたらどんなに嬉しいかなって思いながら
あいつになりたいって死ぬほど思いながら
こんなのムチャクチャだろう?
君にとって僕は「そこらへんの男」かもしれないけど
僕にとって君は「かけがえのない人」なんだよ

[Pre-Chorus]
Drop a heart, break a name
We're always sleeping in and sleeping for the wrong team

[Chorus]
We're going down, down in an earlier round
And sugar, we're going down swinging
I'll be your number one with a bullet
A loaded God complex, cock it and pull it
(×2)

[Outro/Chorus]
We're going down, down in an earlier round
(Take aim at myself)
And Sugar, we're going down swinging
(Take back what you said)
I'll be your number one with a bullet
(Take aim at myself)
A loaded God complex, cock it and pull it

*1:bargainは自動詞で「交渉する、駆け引きをする」という意味で、forやwith, overと結びつきます。当初は彼女も恋の駆け引きをしていたが、今では危ういという状況がわかるでしょう。この行だけはまだ別れていないときの歌詞ですが、あとは別れた後の歌詞になっています。

*2:a notch in your bedpostとは、誰かとセックスするときに寝具の柱にヤった人数分の傷をつけることを意味しています。

*3:namedropping, heartbreakingの入れ替えになっています。

*4:一番訳すのに迷いました。Loaded gun「弾が装填された銃」とGod complex「神のような強大な力への劣等感」を掛けた言葉で、神のような存在である彼女になぞらえています。

*5:エロ漫画とかでもクローゼットから恋人がNTRれているシーンってありますよね、訳では省きましたがそういうイメージです。